野辺に、降りしきる雪をみた、裏解説。



 

■野辺に、降りしきる雪をみた■


あとがきにはない裏話ー。

・・・日記にもちょっと書いたんですが私ゼルリナコってもちょっとメジャーだと思ってました。ゼルリナくらいに。なんでだろ・・・。偏った同人遍歴のせいかな。
しっかし今回五月の売れ行きとかみなさんがわざと避けてるのみて目が覚めましたね(爆)
それこそこの本のがいばらみちじゃん!(爆)でも今後もちまちまうっていきたいゼルリナコ派。

この話は、ネットでの『MEMORADUM』が話としてだらだらした感じがわれながらあったので、『テンポのいいMEMORUNDUM的な話をリベンジ』のつもりで書きました。
でも逆に今回はちょっとまとめ過ぎた感も否めなくなっちゃった。

ちなみにあとがきで書いた『ロマニの死の捉え方をヒントにした』なんですが、詳しく書くと、ロマニでは死んだ人は存在しなかったことにする、というのが本に書いてあって。
(何の本だったか・・・・『あの世の本』だったかな。仕事場でざっと読んだだけなんで本の名控えるの忘れたんで参考資料としてちゃんと明記して挙げられなかったんですよ)
別に火葬にこだわるとか、私物も燃やすとかは書いてなかったです。それはかないろオリジナル設定。
ただスレイヤーズの世界って土葬っぽいので、火葬がきっと異質に見えるんだろうなあと思って。あとタイトルに野辺、が入ってるので野辺といえば火葬だよなと。

タイトルのが話より先にできた話です。というかゼルリナコ書きたいと思ったとき、なんとなく死体に雪が積もってるってイメージが浮かんだので、葬儀場とかそんな言葉が使いたくて。
ほのぼのらぶらぶ書きたい!と思ったはずなのにその時点で終わってるよかないろ。
あとかないろはあまり長いタイトルをつけたことないのでなるたけ長いのを!と思ったらこれになりました。

この話を書く前に友人島野理緒にちょっと話したら「ゼルリナコといっても君の話はシリアスならいつも痛いし」言われ「じゃあ、めちゃくちゃバカップルにするよ!」と思わず言ってしまい、その公約を果たすべく最後に「こいつめ」を入れました(爆)
わーいばかっぷる!でもこの二人ガウリナよりよっぽど本人たちに自覚ないばかっぷるになる気がするよ。
そして今回リナコが3歩下がってゼルの後ろ歩いてたりゼルの許可もとめてたり控えめな日本人妻っぽいですよ?(爆)
ゼル亭主関白宣言か。(かないろの中でゼルはどのキャラとも受になるがリナコのみ攻める)

プロット時点では、もーちょっとシリアスっていうかおどろおどろしてました。目の前で子供怪物に殺されてるのにしらばっくれる村の人たちとかね。
そんでもって黒幕は村人その1のアドリーさんのつもりだったんだけど(故に名前がちゃんとある)、気がついたら別の人間でルヴィナガルド関係者になっていた。
第二部設定を絡めたのは実は書いてる最中の行き当たりばったりです。(わあ)ただの合成獣のつもりだったんだけど!

あと文を各章にわけたのは印刷段階に入るぎりぎりでした。それまでは分けずにまるまるひとつの話。
なんだか違和感があって急遽その形に。こっそりと各章の文章はそのまま繋がってます。
というか起・承・転・結を心がけた感じ。基本ですな。

装丁がこの本は何よりも満足です。ポップセットパールはやっぱり萌えですな!!
身内には一部、スタードリームという紙を使用して配りました。どちらも光沢紙。
表紙はアニメイトで売っていた背景トーンをそのまま加工しました。イラストなくてもトーンでなんとかなるもんだね!
あとバーコードはフリーソフトで作っていれました。適当に見えてちゃんとバーコードの番号法則に基づいてつけられてます。(仕事柄)。
ISBNでなくCLBNなのはそこまで商業と同じにしてしまうのもどーかなーと思ったので(爆)
Coloring Leaf Book Numberの略です。『いばらみち』についてるCLBNはまた別の略。
なんであの番号をISBN検索ama○onとかでしても出てこないはずです(笑)