『あまねし空 ささやく紅花』、裏解説。



 

■あまねし空 ささやく紅花■

 

そんなわけで『あまねし空 ささやく紅花』裏話でーす。

・・・・・といってもおまけ部屋にあるものなのでまあ何を語ればよいのやらって感じなんですが。

まず、かないろよりみの中で『オンラインの文はなるたけオフラインでは売らない』というのがありまして。

それはやはり媒体が違うので文字の受け取り方とかいろんなものが変わってくるとかいろいろあるんですが、隠しページのおまけ部屋で以前連載していたこれは(今思うとすごいがんばってた2004年)このままここに置き去りではもったいないという声が上がってて。

でも表に出すのもなあ・・・と思いながら読み返しているうちに直したくなったり後半の展開に目をつぶりたくなって、よし、本仕様にリメイクしよう、と決意しました。

最近書いてなかった王道ほのぼのをやりたかったというのもあり。

で、おまけ部屋と本どう違うの?と行けない人のために説明すると、おまけ部屋のは『宝物』で間違いが起こり(というか酒の勢いで)ベットインします(爆死)

で、酔ってたけど全く覚えてないけど(オイ)惚れてるぞ!とガウリイ告白。本当?と疑うリナで『本当』の話になり、以降は、再度酒なしで照れずに同じことができるか?みたいな話になって『照れ屋』で終結します。そんな感じです(爆)

本気で覚えてないガウリイってどうなのさ!!とかここでえろにいきなりか!!とか。どうしても本にするには勇気がいったので、展開を変えました。そんなわけで本のほうは前半の感じをそのままいかしたじれじれ生粋の恋人未満話です。

気になる方はおまけ部屋さがしがんばってください(爆死)未だにその展開が載ってるんだなあこれが。

前半の初々しさを生かすならばやはり王道ネタを書こう、としたときすぐ思いついたのは新装版15巻表紙ネタでした。今年の本それ多いね!好きだねかないろ!

そんなわけで『本当?』はすぐにネタが生まれました。ガウリイは某大佐と同じく女は黙ってフトモモ派だ!!と信じてやまないかないろです(爆)足フェチガウリイ。なんとなくリナがスカートはいてもあまり喜ばなさそうな気がするとか、胸は勝負できないかもしれないけどリナは脚線美いけるんじゃないかとか・・・・・ごめんなさい勝手なかないろ判断です(爆)アニメ版ガウリイがそれっぽかったからかなあ。足でリナと確認(無印ネタ)。ラハニムの脚線美をほめる。とか。

『キモチ』はどうしよっかなあと思ってたときに読んだ神坂先生の公式ファンクラブ会誌ブラスターで「リナはガウリイの服に隠し財産をこっそり縫い付けてる」発言が先生からあり、なんですとー!!と萌えて決めました。これは発言そのものより、どうやってこっそり本人に気づかれずガウリイの服に触れてるのさリナー!?とかいろんな可能性が生まれることが恐ろしいネタ・・・・!ということでするすると。オリハルコンは軽いのか重いのかわかんなかったんですが、軽くて丈夫だったらいいな、ということで。

『もし…』は最初ガウリイが傭兵時代の知り合いの女性に会ってるのを見て妬くリナ・・・にしようとしたんですが(王道でしょ)、この話は短編集のひとつにするより、HP向きかなあって思い直しやめました。なので嫉妬ネタ、はまた後日(いつとはいえないけど)HP上で書けたらと思います。もちろん表ね。たまにはね。(期間限定文かもしれないけど)

『本当?』で服ネタはやったけどひょうたんペアアクセサリーについては書けてないというのは心の片隅にあったので、それにしました。しかし一回『Turquoise Blue』で書いてるネタだったので違う設定思いつくの難しかったです。でもこういう理由でしてる、ってのもありかなあと。

『照れ屋』は一度やってみたかったやはり王道ネタです。というかずっと、リナじゃなくガウリイおぼれた場合リナどうするの?と思ってたので。

原作でもリナ気遣って真実言わないだけでやっぱり王道の方法でガウリイにやってて欲しいとかドリームでしょーか。ドリーム!

うちのガウリイらしく何にも考えてない天然で終結しました。この人やはり器用に不器用なんだと思う。

『宝物』以前の話はあんまり思いついたときのこと覚えてなくて(何しろ5年前)割愛します。でもほとんど誤字脱字直したとかでおまけ部屋とかわりありません。  

ガウリナってなんだろう、王道ってなんだろうと思って書いてたような記憶はありますが。そして後半脱線するんだ(爆)

お題というものをちゃんと挑戦したのは表のよりもこれが初めてだったかも。

装丁はレザックオリヒメアイス。本当はフェザーワルツ使いたかったんですがいろいろな関係でこちらに。とにかく乙女ちっくな紙にしたかったんですが正解だった。乙女っぽいガウリナを描いていただけそうだなと頼んだ表紙と見事に合う。

銀インクもなかなか印刷所によっては使えないものなので嬉しかったです。銀と赤ってゴージャスじゃない?タイトルに合わせた装丁です。

『あまねし空 ささやく紅花』タイトル由来は、というかなんでこんなタイトルをつけたかというと日本語タイトルの本に飢えてたからです(爆)ここんとこ出す本みんな英語でね・・・・。

日本語のタイトルつけたいんだー!たとえばそう、で頭に出てきたのがこのタイトル。タイトルありきでエンディングをああもっていきましたし書き直した部分をこのエンディングにもっていけるようにしました。

紅花はページがあれば本の中で説明したかったんですが、当然ガウリイ=空、リナ=紅花のイメージなんですが、紅花の花言葉が『包容力』『あなたに夢中』『特別な人』ときき、これは萌えだろう!!と紅花をタイトルに使いたかったのでした。話の内容にももうちょっと絡めたかったなあ。

表紙の花トーンはかないろが昔買ったものから選びました。紅花に見えるトーンてなかなか難しい・・・・。

とにかく初々しいガウリナ本が久しぶりに、『−ねむ』以来に書けて満足でした。大変だったけど(所詮昼ドラのが得意な女かないろ)『−ねむ』よりガウリナをしっかり書いたーと思える。

そしてそれに協力してくれたカラリスメンバーに感謝!この本もいろんな力で成り立ってます。データ入稿でメールとかでなくCD-ROM入稿するとか入稿工程はいつもと全然違う手法用いててどきどきだしねー。